初めてトレランの大会に出場しました!【“ROCKIN’ BEAR” 妙高トレイルランニングレース】

本店の佐久間です。
2025年6月14日(土)に行われた“ROCKIN’ BEAR” 妙高トレイルランニングレースに参加してきました!
今年、トレランに精を出し始めてからというもの、大会への参加はこれが初めてです。
以下大会の参戦記となります。お暇つぶしにでも読んでいただけたらと思います。
エントリーしたのは48kmのロングコース、累積標高は1700mです。
そもそもロッキンベアにエントリーしようと思ったのは
・走る距離に対して累積標高が1700m。
・当日受付のみなので会場近くに前泊しなくても平気。
など参加ハードルが低かったのと個人的な話ですが、今年の頭からトレランに力を入れ始めたうえで目標にしやすい日程だったことにあります。
実際に参加してみてもビギナーにオススメできる大会であることは間違いはなかったと思いますし、今年からミドルの17kmも新設されたのでよりビギナーが参加しやすくなっていると思います。

大会前日は長野駅近くのホテルに宿泊し当日は5:00に起床。
朝ご飯を食べて6時発のしなの鉄道に乗って妙高高原駅に向かいます。
車両内は大会に参加されるであろう方がちらほらと乗車されていました。
40分ほど電車に揺られ妙高高原駅についたら大会のスタート&ゴール地点となる池の平温泉スキー場へは送迎のバスが出ていたのでそれを利用させてもらいました。
池の平温泉スキー場には7時過ぎに到着。
着いたらすぐに受付を済ませ不要な荷物はビニール袋に入れて預けます。
8時20分のスタートへ向けて準備しつつ周りを見回すとどうやら多くの方は車で会場入りしているようでした。
当日の天気は生憎の空模様…最初は降ったりやんだりでしたが結局ほとんどの時間降っていたのでレインウェアを最後まで着ていることになりました…
8:20、スタート直前に振っていた強い雨も一旦落ち着いたナイスなタイミングでスタート。
初めての40kmオーバーのランに悪天、とりあえず完走のみを目標に緊張の面持ちで走り出します。
最初はスキー場を少しだけ登りそこからはトラバースしつつ標高を下げていきます。
途中、町中に出るところがあるのですがそこでは地元住民の方が応援してくれていてアットホームな雰囲気を感じれました。
下りきると関川沿いを第一エイドまでゆるい登りの区間を進みます。
スタートから約7.8kmで第一エイドに到着。
スタートから第一エイドの区間はところどころ道幅が狭く、詰まる箇所があったのでタイムを狙う方は勢いよくスタートを切った方がよいでしょう。

第一エイドから苗名滝付近までは歩行区間となっており、当日は雨天だったので観光客の方は少なかったですが周りに気を配り歩きます。
苗名滝付近の急登は幅が無いので団子状態でゆるゆると進みます。
少し上るとトラバースの道になるのですがここは幅もありアップダウンも緩やかなので走ります。
しばし走るとミドルコースとロングコースの分岐があって再び登りが始まります。(ミドルコースの場合は分岐から下って、来た道に合流してゴールに戻る。)
しばらく登ると送電線の真下に出て視界が開けるのですが前方には”モンスターヒル”と呼ばれる急登が!!
短いながら破壊力抜群な上り坂は雨で足元が悪いのが重なって大渋滞。時間をかけて突破します。

モンスターヒルの後も少しだけ登りが続きますがすぐに林道と合流して約8kmほど林道を進むことになります。
比較的緩めなアップダウンのある林道ですが前述の登りでパワーを使ってしまったので歩きと走りを繰り返しになってしまいました。思い返してみるとここの区間でしっかり走れたらタイムをかなり圧縮できたのではないかと思います。
林道を走り切ると次は夢見平遊歩道に入ります。ここも走りやすい区間で足元も柔らかいので快適でした。
夢見平歩道を抜けると笹ヶ峰ダムに出ます。笹ヶ峰ダムを渡った先には駐車場があり、エイドではないですが利用できるお手洗いがありました。
笹ヶ峰ダムから先は笹ヶ峰牧場の縁を走って第2エイド(兼第3エイド)へ向かいます。


第2エイドではコーラを一杯いただきすぐさま出発。
各エイドには水やコーラ、クエン酸飲料、バナナ、塩分タブレットなど様々なものが用意されていました。
第二エイドからは再び牧場の縁を走るような形で笹ヶ峰の妙高山への登山口を目指します。
登山口ではゼッケンにスタンプを押してもらい、これが第3エイドから先に進むために必須となります。
妙高山への登山道をしばらく北上してから東へ転進し第2・3エイドへ戻ります。
妙高山へ向かう道は木道のところが多く快適でしたが東へ進む道はかなり足元が悪くなかなか進むのに
神経を使いました。

第三エイドでも再びコーラをいただき出発。
ここから先のルートが例年のルートと変わっていて、例年ですと関川沿いの西野発電所へ下るようですが今回はそちらへ下りず仙人池方面に進み、一般道と合流。そして約8kmほど一般道を駆け下ります。
ここから先が個人的に一番きつかったセクションでした。
とにかく下り続ける故に足を止めるのはもったいないの心理で走り続けるしかなく、疲労感たっぷりの足にアスファルトへの着地ダメージが容赦なく襲い掛かります。
悲鳴を上げる下半身の訴えを退けつつなんとか第4エイドに到着。ここで一息ついて最後のひとふんばり。
ロードを下りきったら行きの道を戻るようなかたちでゴールへ。
満身創痍の身体で走っているんだか歩いてるんだか分からないペースで進み、スタートした時に上った坂を転ばないように慎重に下り無事ゴール!!
最大の目標だった8時間を10分ほど下回りゴールとなりました。
完走した感想ですが、初めての大会でリザルト的には下位もいいところですが兎にも角にも完走できて大満足の結果となりました。
また、道具のチョイスも実際大会に出ることで新たな気づきがあり、ああしたらよかったなやこれ使えるかもなみたいなものも見えました。
唯一の心残りはゴール後に飲もうと思っていた妙高高原ビールが売り切れてしまってたことです…
また来年も参加して自分の記録を更新したいですね。(了)
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