ノースの新作トレランシューズ速攻インプレッション!

THE NORTH FACE VECTIVシリーズ発売!新作速攻レポート

1/26にローンチされたノースフェイスの新作トレイルランニングシューズ
「VECTIV」シリーズ。発売前からノースフェイスのサイトでティザー映像が流れるなど話題が爆裂な感じです

実際のところどうなの?
レースで使えるの?
カーボン入ってて早い人向け?
など欲しいけども実際の使い感などシューズだけに使ってみないとわからないところが多いと思われます

そこでシューズ館スタッフが、実際に使用した情報を共有させていただきます


※なお、スタッフ使用のシューズは発売前の製品版試用サンプルのため、カラーや仕様などが若干異なる部分があることをご了承ください

評価は忖度なし。ただしレポーターはそもそもトップランナーではなく、レースは完走レベル。タイムに関しては全体の真ん中からちょっと?後ろにいることが多い。というごく一般のトレイルランナー。さらには秋頃に膝を傷めたことを言い訳に走るのをサボり続けた結果、この冬結構いい感じになってます笑

THE NORTH FACE / FLIGHT VECTIV (NF02100)
SIZE:US7~10  COLOR:WK
¥25,500(税抜)→¥22,950(税抜)

安定性と反発という相反する性能を【3D VECTIV™ Plate】を搭載することで両立し、トレイルラン系シューズとして初めてカーボンプレートを搭載したシューズ
レポーターは長年ノースフェイスのシューズを様々見てきており、ノースフェイスは以前からシューズのテクノロジーに「クレイドルガイド」「エクストラフォーム」など軽さをもたせながら安定性いかに生み出すかを踏まえた設計をしています。この【3D VECTIV™ Plate】も今まで培ってきたこうしたランナーの求めるモノを形として世に生み出し続け、テクノロジーの集大成ともいうべき機能としてカーボンプレートを採用しました。そういった意味では、今流行しているから使いました的などこぞのメーカーとは一線を画し、ノースフェイスならではのこだわりが詰まっていることは想像に難くない。
更には、このシューズのために開発されたアウトソール【SurfaceCTRL™ Grip Outsole】を採用し、高いグリップ性などはもとより、環境にも配慮された設計、生産などをさらっと行っているあたり一流のアウトドアブランドを感じます

では、製品を見ていきましょう

シューズの詳細インプレッション

●見た目
話題の新素材【MATRIX】をアッパーに採用でフィット感良好。メインカラーをホワイトをベースにしていて爽やかさと走る速さを表現しているようです
ソールはノースフェイスオリジナルソール。【SurfaceCTRL™ Grip Outsole】を採用
ラグもそれほど立ってはおらず、グリップの不安を感じるがコンパウンドは柔らかく、粘りも感じることから岩場や濡れた路面でも期待感が増す。むしろこのくらいのパターンならば、ロードでもレスポンスが悪くないのではと感じる
この製品イチ押しの【3D VECTIV™ Plate】はパっと見の押しは強くないが、静かに存在感を滲ませている感じが玄人好み

存在感を感じつつも出しゃばり過ぎないカーボンプレート
フィット感高めの一体型
グリップ力高めのSurfaceCTRL™ Grip Outsole  

●重量
US9.5片足298g メーカーサイトでUS9 で275gなので実重の方がやや重い。
ただ、実際に履いた感じではその差は感じない程度でした

●履き心地
レポーターはUS9を試用。通常は27.5cmを履く事が多いことを考えるとやや足長は大きめに感じる印象。幅は広くはないが天井側に余裕を感じるため履き心地としては楽に感じます。
後述しますが、走って見た際にはちょうど良いフィット感と感じたものの、甲をフィットさせるサイドパネル指先側末端が小指を押し付け圧力を感じました。そのせいかブレが生じた際に足が外に倒れて圧力がかかり多少の痛みがあった点が気になるところ。
シューズのソールドロップは、6mmと極端なオフセットではないところも走りやすさと安定感のバランスをとっていると感じます
アッパーはタン部分が別パーツになっておらず、一体構造。甲や踵部分など必要な場所にはしっかりとパッドが配置されておりフィット感は上々

走ってみた

注)トレイルを走ったのは緊急事態宣言発令以前に地元の山域で、他のハイカーの方などと会わない時間帯に行っております

●トレイル土路面
《登り》ラグは深くないものの、グリップ力は高く土面にしっかりと噛んでくれる、ただし、マディなコンディションでは土にパターンが埋まり、食いつきが落ちる場面あり。
《下り》下りはクッション性もあり、グリップ力も上々。急ブレーキのようなグリップというよりはしっかり止まるがコントロールできる範囲といった印象。ただし、苦手なシチュエーションでは急にグリップ力が足りず滑る場面も。ハイクッション系シューズの特徴でもあるが、常にバランスが取りやすい位置に足元がないとバランスを崩しスリップに陥るケースもあるところは他社と同様に感じます。

トレイル系専門店にのみ配布された試着用サンプルでレビュー

●トレイル岩場
《登り》岩場の登りは登山靴かと思われるくらいのトラクション性能
しっかり食いついて安心。グイグイイケます
《下り》標高の高い、森林限界を超えた地域でのテストではないので、連続した岩場を走ったわけではないが、全体的な印象は良好。
ただ、土面以上にグリップの得意、不得意の差を感じる。特にこのソールのグリップ性能の高さがこの差を生んでいると考えられる。もちろん自分の限界を超えることなく、常にシューズとの信頼関係が出来上がっていればその不安は解消されると思われます
注)もちろんレベルの高いランナーが履けば、良いところを更に引き出してくれることは言うまでもない
それと自分の足幅が広めだからかもしれないが下り場面で重心が外に逃げた際に小指側に痛みを何度が感じました。インソールを交換して安定感を更に引き出したことで解決できました

●林道
登り、下り、フラットな場面でも言うことなし
走れるギリギリの坂でもちょうど良いロッカーが足を前に進めてくれるし、反発感をしっかりと感じ取れる。レベル如何に関わらずその恩恵を感じ取れる。下りでも楽しさが倍増

●ロード
硬いアスファルトでも高いクッションと適正なレスポンスが走りのリズムを生んでくれて意外に?!楽しく走れる。ロードシューズとして使って見ても良いと思うがやや重いのとソールが勿体無く感じるかも。

食いつきが良過ぎて逆に困る新ソール

●使ってみて良かったところ
色々な高度なテクノロジーを使いつつ、良い意味でそれを感じることなく走れるところ。あれこれ走る側に制約はなく、安心感のあるクッション性と高いレスポンスで膝に不安があることを忘れる履き心地
おそらく、その気になればかなりのスピードで走りこめると思われます。トップランナーにも使ってみて欲しいデス

●使ってみてここはなぁ。。と思ったところ
高いクッション性能であるからこそのデメリットポイントですが、足裏感がやや遠いと感じる点。シビアで細かい足運びを強いられるテクニカルな条件でのトレイルでトップスピードに近い走りをしようとする際は、視覚だけではなく身体のあらゆる感覚を研ぎ澄まして走ることになりますが、その際に路面状況を掴みにくく感じる。まあ、これはこのシューズに限らず厚底系全般に言えますけども。

●総合評価
このシューズの最適解がウルトラ系トレイルレースを中心としたエンデュランス系アウトドアスポーツと考えられるため、100%のスピードをアスリートの運動機能に任せトップスピードで走り続けるというよりは、どのレベルであってもこのシューズの性能を引き出すことが可能な仕上がりとなっていると実感。
一部のトップレーサーの方には物足りなさを感じるかもしれませんが、むしろ多くのトレイルランナーには自分の運動能力をサポートしてくれてより長く、より楽しく走ることが可能な仕上がりとなっていると実感しました


シューズのオススメ度★★★★☆

いかがでしたでしょうか?このシューズでレースはもとより、ウルトラな山旅でも楽しめる感じが個人的にはしていますが、皆様の長距離を楽しむ相棒になって頂ける候補のひとつになると思いますので是非見に来て、履きに来てくださいませ!

                                                                                                                                                  シューズ館 斎藤

お問い合わせ先

さかいやスポーツ シューズ館

住所: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-14 SP神保町ビル1F (Googleマップ)
電話番号: 03-3262-0433
営業時間: 11:00 - 20:00(年中無休・元旦を除く)

取り扱い商品:登山靴、トレイルランニングシューズ、クランポン、ウォーキングシューズ、サンダル、ソックス、シューズケア用品、インソール、サポーター、トレイルランニング用品、スキー用品

《2020年12月 クランポンはシューズ館の取り扱いになりました》

シューズ館の記事一覧をみる 

この記事をシェアする