さかいやスポーツの歴史

さかいやスポーツは、昭和30年(1955年)、神田・神保町にて鞄の製造販売店として始まりました。

「戦後」はようやく終わろうとしていた時代ですが、未だに品不足の中で、安くて丈夫な手作りの鞄が好評でした。
折しも1956年、戦後初の本格遠征登山である、マナスル日本登山隊が画期的な8000m峰初登頂を成功させ、高度経済成長の始まりとともに第一次登山ブームが沸き起こりました。
登山ブームと需要の高まりとともに、ザックだけでなく、テントや寝袋の製造も手がけはじめ、取引業者の協力も得て登山靴やニッカーズボン、カッターシャツなどのウェアも含めオリジナル商品を開発するようになりました。
いずれの商品も、一般のサラリーマンや学生さんが手頃に買える実用的な登山用品として好評を博して参りました。

そして日本の経済は大成長し、世界の一流登山用品が手頃な価格で大量に輸入されるようになり、現在のようにバラエティーに富んだ豊富な商品が並ぶ時代となりました。
時代の趨勢とともに、自社工場での製品製造も終焉を迎えましたが、もの作りから始まったさかいやのスピリットは、現在でもユーザーのために商品にこだわる姿勢として脈々として続いているのです。

個人のライフスタイルの見直しや、余暇の過ごしかたが問われる今、より深く自然とアウトドアスポーツを愛する方が、着実に増えてきています。
業界に先駆けて1996年よりウェブサイト、「さかいや・ドット・コム」を開設、全国からの通販もご愛顧いただいております。

今後ともより良い店作りを目指してゆきますので宜しくお願い致します。

さかいやギャラリー