【2023年版 テント比較チャートあり】テント選びで後悔しない!登山用テントの選び方 おさえておくべき5ポイント

これまで日帰りの登山や小屋泊は経験あるけど、今年こそテント泊デビューしたい!

今まさに山岳テントの購入を検討されている初めての方にも、テント泊経験者の方の買い替えにもきっと役立つ。

さかいやスポーツ クライミング館より『2023年版 テント比較チャート』を作成しました。

数ある山岳テントの中から、自分にぴったりの後悔しないテントを選ぶには条件を絞って比較するのが一番!!

本当はご来店いただき、お客様一人一人の疑問やお悩みやをお伺いしたうえでご提案させていただくのが一番なのですが...

遠方にお住まいの方やご来店の難し方もいらっしゃるかと思います。

そんな皆様にもぜひぜひご活用いただきたい比較チャートです!

テント選びが初めてで何を買ったらよいかお悩み中の方は、ぜひ『初心者の方必見!登山用テントの選び方!!』からご一読くださいませ♪

2023年版 テント比較チャート

ブランド名モデル名画像人数ウォール数設営方式自立入口重量(g)税込販売価格(¥)厳冬期
(別売外張)
アライテントEライズ33人シングルスリーブ長辺1,850¥79,200
アライテントSLドーム2人ダブルスリーブ×長辺980¥64,900×
モンベルU.L.ドームシェルター2
【店頭販売のみ】
2人シングルインナーポール
長辺860¥42,900
ダンロップV-88人ダブル吊り下げ短辺/両面6,550¥133,650
(別売)
プロモンテVB-111人シングル吊り下げ長辺1,050¥55,000
(別売)
プロモンテVB-12Z1人シングル吊り下げ長辺1,100¥66,000×
プロモンテVB-211人シングル吊り下げ長辺1,140¥58,300
(別売)
プロモンテVB-21T2人シングル吊り下げ長辺1,300¥59,400
(別売)
プロモンテVB-22Z2人シングル吊り下げ長辺1,220¥70,400×
プロモンテVB-1001人シングル2ポール×長辺860¥50,600×
プロモンテVB-2002人シングル2ポール×長辺960¥53,900×
プロモンテVL-26T2人ダブル吊り下げ長辺1,385¥68,200
(別売)
プロモンテVL-272人ダブル吊り下げ長辺1,300¥66,000
(別売)
プロモンテVL-171人ダブル吊り下げ長辺1,300¥62,700
(別売)
プロモンテVL-27CM2人ダブル吊り下げ長辺1,340¥60,500
(別売)
プロモンテVL-373人ダブル吊り下げ長辺1,470¥71,500
(別売)
ダンロップVS-121人ダブル吊り下げ長辺1,770¥36,080
(別売)
ダンロップVS-222人ダブル吊り下げ長辺1,870¥38,720
(別売)
ダンロップVS-22T2人ダブル吊り下げ長辺1,740¥40,480
(別売)
ダンロップVS-22A2人ダブル吊り下げ長辺2,100¥42,240
(別売)
ダンロップVS-22TA2人ダブル吊り下げ長辺2,175¥55,000
(別売)
ダンロップVS-32A3人ダブル吊り下げ長辺2,300¥41,360
(別売)
MSRアクセス11人ダブル吊り下げ長辺1,370¥121,000
MSRアドバンスプロ22人シングルスリーブ×吊り下げ長辺1,300¥143,000
シートゥーサミットアルトTR22人ダブル吊り下げ長辺/両面1,156¥72,270×
シートゥーサミットアルトTR2プラス2人ダブル吊り下げ長辺/両面1,274¥74,690×
シートゥーサミットイコスTR33人ダブル吊り下げ長辺/両面2,940¥68,530×
シートゥーサミットイコスTR22人ダブル吊り下げ長辺/両面2,154¥55,990×
アライテントエアライズ2 DXフライ仕様2人ダブルスリーブ短辺1,820¥68,200
(別売)
アライテントエアライズ1 DXフライ仕様1人ダブルスリーブ短辺1,660¥61,600
(別売)
アライテントエアライズ11人ダブルスリーブ短辺1,360¥42,900
(別売)
アライテントエアライズ22人ダブルスリーブ短辺1,550¥57,200
(別売)
アライテントエアライズ33人ダブルスリーブ短辺2,070¥71,500
(別売)
アライテントエアライズ44人ダブルスリーブ短辺2,600¥85,800
(別売)
MSRエリクサー44人ダブル吊り下げ長辺/両面3,600¥78,100×
MSRエリクサー33人ダブル吊り下げ長辺/両面2,660¥60,500×
MSRエリクサー22人ダブル吊り下げ長辺/両面2,240¥50,600×
MSRエリクサー11人ダブル吊り下げ長辺1,780¥42,900×
ゼログラムエルチャルテンプロ2.5P2人 ~ 3人ダブル吊り下げ長辺/両面1,692¥89,100×
ゼログラムエルチャルテンプロ1.5P1人 ~ 2人ダブル吊り下げ長辺/両面1,432¥79,200×
ゼログラムエルチャルテンゼロボーン2.5P2人 ~ 3人ダブル吊り下げ長辺/両面1,803¥92,400×
ゼログラムエルチャルテンゼロボーン2P2人ダブル吊り下げ長辺/両面1,655¥86,900×
ゼログラムエルチャルテンゼロボーン1.5P1人 ~ 2人ダブル吊り下げ長辺/両面1,583¥80,300×
ニーモオーロラリッジ3P3人ダブル吊り下げ長辺/両面2,800¥52,800×
ニーモオーロラリッジ2P2人ダブル吊り下げ長辺/両面2,350¥46,200×
アライテントオニドーム22人ダブルスリーブ長辺1,480¥59,400×
アライテントオニドーム11人ダブルスリーブ長辺1,290¥53,900×
ファイントラックカミナドーム44人ダブルスリーブ長辺1,990¥109,450
(別売)
ファイントラックカミナドーム22人ダブルスリーブ長辺1,280¥74,800
(別売)
ファイントラックカミナドーム11人ダブルスリーブ長辺1,120¥68,200
(別売)
ファイントラックカミナモノポール22人シングルスリーブ×長辺870¥53,900
ニーモクナイ2P2人ダブル吊り下げ短辺1,710¥81,400
モンベルクロノスドーム4
【店頭販売のみ】
4人ダブル吊り下げ長辺/両面3,690¥42,900×
モンベルクロノスドーム2
【店頭販売のみ】
2人ダブル吊り下げ長辺2,240¥30,800×
モンベルクロノスドーム1
【店頭販売のみ】
1人ダブル吊り下げ長辺2,000¥27,500×
ビッグアグネスゴールドキャンプ33人シングルワンポール×長辺2,070¥35,970×
ビッグアグネスコッパースプールHV UL22人ダブル吊り下げ長辺/両面1,420¥93,280×
ビッグアグネスコッパースプールHV UL2 バイクパック2人ダブル吊り下げ長辺/両面1,590¥102,080×
サマヤサマヤ2.02人シングルスリーブ短辺1,240¥192,500
ゼログラムシルバーパスAシェルター2人シングル2ポール×長辺1,320¥55,000×
ゼログラムシルバーパスAメッシュ2人シングル2ポール×長辺900¥19,800×
モンベルステラリッジテント1
【店頭販売のみ】
1人ダブル吊り下げ短辺1,140¥47,850
(別売)
モンベルステラリッジテント2
【店頭販売のみ】
2人ダブル吊り下げ短辺1,230¥51,480
(別売)
モンベルステラリッジテント3
【店頭販売のみ】
3人ダブル吊り下げ短辺1,550¥61,050
(別売)
モンベルステラリッジテント4
【店頭販売のみ】
4人ダブル吊り下げ短辺1,780¥68,750
(別売)
ノースフェイスストームブレーク22人ダブル吊り下げ長辺/両面2,830¥34,650×
ノースフェイスストームブレーク11人ダブル吊り下げ長辺1,670¥24,750×
ビッグアグネススパイサーピーク44人ダブル吊り下げ短辺5,670¥49,800×
ビッグアグネスタイガーウォールUL22人ダブル吊り下げ長辺/両面1,130¥76,780×
ニーモダガーオズモ3P3人ダブル吊り下げ長辺/両面1,750¥83,600×
ニーモダガーオズモ2P2人ダブル吊り下げ長辺/両面1,530¥74,800×
ニーモタニオズモ2P2人ダブル吊り下げ長辺1,240¥82,500×
ニーモタニオズモ1P1人ダブル吊り下げ長辺1,120¥72,600×
シートゥーサミットテロスTR33人ダブル吊り下げ長辺/両面1,921¥99,660×
シートゥーサミットテロスTR3プラステント3人ダブル吊り下げ長辺/両面2,032¥104,610×
シートゥーサミットテロスTR22人ダブル吊り下げ長辺/両面1,482¥78,430×
シートゥーサミットテロスTR2プラステント2人ダブル吊り下げ長辺/両面1,531¥84,700×
アライテントベーシックドーム4
【店頭販売のみ】
4人ダブルスリーブ長辺3,250¥72,600
アライテントドマドーム1PLUS1人ダブルスリーブ長辺1,680¥67,100×
アライテントドマドームメッシュ22人ダブルスリーブ長辺2,280¥82,500×
アライテントドマドームライト33人ダブルスリーブ長辺2,280¥86,900×
アライテントドマドームライト22人ダブルスリーブ長辺2,000¥72,600×
アライテントトレックライズ2 DXフライ仕様2人ダブルスリーブ長辺1,990¥72,600×
アライテントトレックライズ2W2人ダブル吊り下げ長辺1,800¥74,800×
アライテントトレックライズ0 DXフライ仕様1人ダブルスリーブ長辺1,600¥62,700×
アライテントトレックライズ1 DXフライ仕様1人ダブルスリーブ長辺1,780¥67,100×
アライテントトレックライズ01人ダブルスリーブ長辺1,250¥50,600×
アライテントトレックライズ11人ダブルスリーブ長辺1,460¥55,000×
アライテントトレックライズ22人ダブルスリーブ長辺1,680¥60,500×
パーゴワークスニンジャシェルター2人シングル2ポール×長辺1,150¥41,800×
バーゴバーゴノーフライ2P2人シングルスリーブ長辺/両面1,196¥86,900×
ムラコノーム3Pブラック3人ダブルスリーブ短辺/両面3,800¥57,200×
ムラコノーム2P2人ダブルスリーブ短辺/両面3,200¥44,000×
ブラックダイヤモンドハイライト2P2人シングルインナーポール長辺1,582¥71,500
MSRハバハバシールド33人ダブル吊り下げ長辺/両面1,550¥110,000×
MSRハバハバシールド22人ダブル吊り下げ長辺/両面1,470¥99,000×
MSRハバハバシールド11人ダブル吊り下げ長辺/両面950¥88,000×
MSRハビスケープ44人ダブル吊り下げ長辺5,400¥88,000×
MSRハビチュード66人ダブルスリーブ長辺6,080¥107,800×
MSRハビチュード44人ダブル吊り下げ長辺5,440¥94,600×
アライテントビビィシェルター1人シングルワンポール×長辺750¥33,000
ブラックダイヤモンドファーストライト3P3人シングルインナーポール短辺1,560¥71,500
ブラックダイヤモンドファーストライト2P2人シングルインナーポール短辺1,162¥64,350
ビッグアグネスフライクリーク HV UL2 バイクパック2人ダブル吊り下げ短辺1,190¥70,400×
ビッグアグネスフライクリーク HV UL1 バイクパック1人ダブル吊り下げ短辺1,080¥68,200×
ビッグアグネスフライクリークHV UL22人ダブル吊り下げ短辺1,020¥84,700×
ビッグアグネスフライクリークHV UL11人ダブル吊り下げ短辺907¥63,360×
ビッグアグネスブラックテイル22人ダブル吊り下げ長辺/両面2,240¥43,780×
MSRフロントレンジ ウルトラライトタープシェルター4人ダブルワンポール×長辺740¥66,000×
MSRフロントレンジ バグシェルター4人ダブルスリーブ長辺880¥63,800×
ニーモホーネットエリート オズモ 2P2人ダブル吊り下げ長辺/両面779¥81,400×
ニーモホーネットエリート オズモ 1P1人ダブル吊り下げ長辺657¥70,400×
ニーモホーネットオズモ2P2人ダブル吊り下げ長辺/両面950¥68,200×
ニーモホーネット オズモ 3P3人ダブル吊り下げ長辺1,280¥89,100×
ニーモホーネット オズモ 1P1人ダブル吊り下げ長辺820¥61,600×
ノースフェイスマウンテンショット22人ダブルスリーブ×吊り下げ長辺/両面1,650¥62,370×
ノースフェイスマウンテンショット11人ダブルスリーブ×吊り下げ長辺1,340¥52,470×
ブラックダイヤモンドメガバグ4P4人シングルワンポール長辺1,650¥50,050×
マウンテンハードウェアメリディアン33人ダブルスリーブ長辺2,900¥49,500×
マウンテンハードウェアメリディアン 22人ダブルスリーブ長辺2,200¥42,900×
アライテントライズ22人シングルスリーブ短辺990¥48,400
アライテントライズ11人シングルスリーブ短辺880¥40,700
ムラコラピードX1-2P1人ダブルスリーブ短辺/両面1,630¥64,900×
MSRリモート33人ダブル吊り下げ長辺/両面3,690¥176,000

※チャートは2023年7月現在のものです。テントの仕様および販売価格は変更になる場合がございます。

比較チャートの使い方!

オススメの選び方は以下の3ステップです♪

①検索窓に何人用のテントが欲しいかを入力しましょう!(例:2人)

②あなたが最も重要視したポイントで表を並び替えてみましょう!(例:重量順、価格順など)

③気になるテントのモデル名をクリックして詳細をチェックしましょう!

初心者の方必見!登山用テントの選び方!!

テントってどれを選べばいいの?

テントって決して安くないし、種類も豊富で選ぶのがなかなか難しいですよね。

そんな登山でのテントをどうやって選べばよいのかお悩み中方に向け

普段お客様から受けるご相談やご質問を元に、テントを選ぶ際にぜひ確認していただきたい5つのポイントを紹介いたします。

テント選びでよく聞かれること。

体力がないから軽いテントが欲しい!

初心者なので設営が簡単なものが希望です。

稜線上でも使えるタフなテントってどれ?

テントや寝袋、マットも買わなきゃだし…出来るだけ安く済ませたいなぁ。

絶対に譲れないポイント。何を優先したいか!どんどん選択肢を搾っていきましょう。

あなたにピッタリのテント選びをサポートします!

【ポイント1】何人で泊まるのかを明確にしましょう

まずは何人用のテントが欲しいか!

1人での登山でも、広々使いたいから2人用でのびのびと使用するも良し。

いつも2人でいくならば2人用か3人用で検討するのもよいですね。

あまり大きすぎるものは重量も重くなり負担となってしまいがち。

まずは何人用のテントが欲しいかを明確に決め、横幅の広い順や軽さ順に探していくのがおすすめです!

1人用テントと2人用テントの比較

MSR

エリクサー1 / エリクサー2

重量
1,780g / 2,240g
差:460g

設計寸法
84×218cm / 127×213cm
短辺差:43cm

税込価格
42,900 / ¥50,600
差:7,700

NEMO

アトムオズモ1P / アトムオズモ2P

重量
1,350g / 1,590g
差:240g

設計寸法
90×210cm / 130×213cm
差:40cm

税込価格
53,900 / ¥59,400
差:¥5,500

アライテント

トレックライズ1 / トレックライズ2

重量
1,460g / 1,680g
差:220g

設計寸法
110×210cm / 150×210cm
短辺差:40cm

税込価格
55,000 / ¥60,500
差:¥5,500

プロモンテ

VL-17 / VL-27

重量
1,190g / 1,300
差:110g

設計寸法
90×205cm / 120×205cm
差:30cm

税込価格
62,700 / ¥66,000
差:¥3,300

【ポイント2】テント設営のタイプ

「初心者なので設営が簡単なテントが欲しいです」

お店での相談でよく伺います。

ここではテントの設営方式とタイプのご紹介いたします。

買ってから後悔しないようにメリット・デメリットをよく確認して自分にぴったりのテントを選びましょう!

〇『自立式』か『非自立式』か

文字通りテントが自立するかしないかです。

非自立式にもワンポールテントなど様々なタイプがありますが、張り綱(ガイライン)やトレッキングポールで設営する特殊なテントに『非自立式』は多いです。

初めてのテントで設営が簡単なのは『自立式』のタイプがおすすめです!

それぞれのメリット・デメリットに関しては以下の表をご参照ください。

設営タイプ自立式非自立式
参考画像
メリット・地面や環境を選ばず設営しやすい
・雨や風等の耐候性に優れる
・軽量なものが多い
・天井高や内部の容量の自由度が高い
デメリット・天井高や内部容量に制限がある
・構造的な差(個性)が少ない
・地面や環境によって設営が困難な場合がある
・雨や風等の耐候性に欠ける

〇『スリーブ式』か『吊り下げ式』か

一般にテント本体の筒状生地にポール(骨組み)を通して設営するタイプを『スリーブ式』。

ポール(骨組み)を組んでからテントを引っ掛けるように吊り下げて設営するタイプを『吊り下げ式』といいます。

日本の強い風雨や過酷な山岳環境向けに設計された従来のテントではスリーブ式が多く採用されてきました。

近年では吊り下げ式のタイプのラインナップが増えてきており、日本のアルプス等で使用される方も多くなっています。

どちらかといえば吊り下げ式の方が設営が簡単スリーブ式の方が丈夫です!

それぞれのメリット・デメリットに関しては以下の表をご参照ください。

設営方式スリーブ式吊り下げ式
参考画像
メリット・テント本体からポールの距離が均一で風に強い
・テント全体にハリが出る
・内部空間が広く取れる
・風が強い場所でも設営中に飛ばされにくい
・ポールのジョイント部がしっかりとハマっているか目視で確認ができる
・スリーブに通す手間が省け、設営が早い
デメリット・雨や結露等でテントが濡れている時に引っかかりやすい
・ポールのジョイント部がしっかりとハマっているか確認しづらい
・ポールをスリーブに通すのに吊り下げ式より時間がかかる
・ポールからテントまでの距離が開くため、たわみが出やすい
・風雨などの外からの負荷がフックの箇所に集中する

【ポイント3】出入口は長辺側?短辺側?

ほとんどのテントは長方形に設計されていて、長い辺と短い辺があります。

ここでは長い辺に入り口があるテントを『長辺入り口』。

短い辺に入り口があるテントを『短辺入り口』と呼んでいます。

快適性を重視するなら『長辺入り口』耐候性を重視するなら『短辺入り口』!!

それぞれのメリット・デメリットに関しては以下の表をご参照ください。

長辺入り口短辺入り口
参考画像
メリット・前室が広くとれる
・出入口が高くとれる
・奥行きが短く、荷物の出し入れが容易
・風の吹きこみ口が小さく耐風性に優れる
・入口が小さい分軽量なものが多い
・テント場の敷地面積が狭く済む
デメリット・風の吹きこみ口が大きく耐風性に欠ける
・テント場の敷地面積を広く必要とする
・前室が狭くなる
・入口が低く感じる
・奥行きが長く、荷物の出し入れに不便

【ポイント4】ダブルウォール?それともシングルウォール?

ウォール(Wall)とは英語で壁のこと。

テントでいう『ダブルウォール』『シングルウォール』とはテントの壁の枚数のことを指します。

『ダブルウォール』は二枚生地でインナーテントの上からフライシートをかけるものが多く、『シングルウォール』は1枚生地になっているのです。

「じゃぁシングルウォールの方がいいんじゃないの?」

という疑問が出てきそうですが、使う時期や環境によっても答えが変わってくるのです。

ずっと雨具を着たまま登山をすればいつ雨が降ってきても濡れることはないのですが、日が照って気温が高く風もないような日だと暑くてムシムシしてきますよね。

それと同じように、シングルウォールテントは雨具のような多孔質素材で作られている場合が多く、蒸れて結露してしまうことも。

高山での使用や春・秋の湿度の低いシーズンにはシングルウォールのメリットが多そうですね!

それぞれの詳しいメリット・デメリットに関しては以下の表をご参照ください。

ダブルウォールシングルウォール
参考画像
メリット・ほとんどのタイプに前室がある
・湿気がこもりにくい
・時期や環境にかかわらず使用可能なものが多い
・1枚生地で軽量
・収納時もコンパクトなものが多い
・湿度の低い時期や気候では快適
・設営・撤収が容易
デメリット・2枚生地な分重くなりがち
・収納サイズが大きい
・設営・撤収に時間がかかる
・ほとんどのタイプに前室がない
・湿気がこもりやすく結露する
・フライが敗れた際のリスクが大きい

【ポイント5】軽いテントのメリット・デメリット

「テントは軽ければ軽いほどいい?」

残念ながらそうとも言いきれません。

どうして軽量なのか、何を削っているのかが非常に重要でメリットとデメリットがあるのです。

◎軽量テントのメリット

・装備が軽ければ体力の温存できる。

・小柄な方や女性でも背負った時の負担が少ない。

・コンパクトに収納出来るものが多くかさばりにくい。

✖軽量テントのデメリット

・内部空間が狭く、居住性に欠けるものがある。

・生地が薄く、強度的に不安なものがある。

・設営方式が特殊だったり、快適性に欠けるものがある。

・軽いものの方が値段が高い傾向にある。

結局のところ軽いに越したことはないのですが、強度的に弱すぎず適度な居住性を確保したテントはだいたい同じような重量に落ち着きます。

やっぱりみんなが選ぶようなテントが安心なんだなぁ。

多少天井が低くてもいいから、軽いものがいい!

バランスがとっても難しいのですが、以上のメリット・デメリットを抑えたうえでお客様自身に合ったベストなテントを見つけましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

テントを選ぶ際に気を付けたいことや、どんなテントが欲しいのかなんとなく絞れましたでしょうか。

では、これらのテントを選ぶ際に注意したいポイントを押さえて比較表を使ってみましょう!

あなたにピッタリの後悔しないテントをぜひこの機会に探してみてください。

さかいやスポーツ はあなたの素敵なテント泊デビューを応援いたします!!

お問い合わせ先

さかいやスポーツ クライミング館

住所: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-20 (Googleマップ)
電話番号: 03-3262-0617
営業時間: 11:00-20:00(年中無休・元旦を除く)

取り扱い商品:テント、タープ、ツェルト、テント関連品、クライミング用品全般、アックス、沢靴、山岳書籍・DVD

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