(個人的)リベンジ山行 1/2 北アルプス

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こんにちは、ウェア館 樋口です。登山を続けていると、天候に恵まれなかったり、体調不良だったり、準備不足だったり、思うような山行にならず、「機会を見つけて再挑戦したい」と思うことがありますよね。八月~九月でそんな個人的リベンジを果たすべく、北・南アルプスに挑んできました。まずは第一弾、北アルプス編です。

リベンジその1.北アルプス表銀座縦走「常念岳から槍ヶ岳を眺める」
二年前、ソロで歩いたときはメインの常念岳で雨に降られてしまい、眺望どころか山頂の記念撮影すら諦めて下山となってしまったので、「今度こそ常念岳山頂から槍の穂先を眺める!」べく、モンベルルーム久保とさわやか信州号に乗って上高地を目指しました。

一日目 上高地~徳沢~長塀尾根~蝶ヶ岳~蝶ヶ岳ヒュッテ
長塀尾根は戦意を喪失するような「急登」ではないものの、眺望が開けないため、黙々と歩きました。蝶ヶ岳は晴れれば穂高の峰々が見渡せる絶景なのですが、この日は雲が多くいまいちすっきりせず。あきらめて蝶ヶ岳ヒュッテでテントを張ってまったり。夜行バスはどうしても寝不足になるので昼寝をして明日に備えます。夕方から降り出した雨と風の音を聞きながら、夕食、就寝。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑長塀山を登り切った先にある妖精の池

二日目 蝶ヶ岳ヒュッテ~常念岳~常念小屋~横通岳~東大天井岳~大天荘
雨は止んでおり、テントの濡れも気にならない程度。東の空は雲が多くご来光は拝めず。気温はそこそこ高く、樹林帯に入るとシャツ一枚でも十分ですが、遮るもののない稜線では風が冷たく、ウィンドシェルが重宝しました。大天荘は相変わらずの絶景。新しくとてもきれいなトイレができており、テン場としての魅力がさらにアップ!翌朝が早いので、昼寝はせずに早めに夕食、早めに就寝。
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OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑常念岳からの眺め。完璧!とは言えないまでも、雲の合間に見えたり隠れたりする槍の穂先を見ることができたので一応リベンジ達成です。

cjt04↑登山道からすぐのところにたくさんの猿。ハイマツの実を食べています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑小刻みなアップダウンを繰り返しながら大天荘を目指します。

三日目 大天荘~燕山荘~燕岳(ピストン)~合戦尾根~中房温泉
3時半起床。日の出前に大天荘を出発。稜線からきれいなご来光と、陽光に染まる裏銀座や立山連峰を眺めることができました。燕岳の頂を踏んだら、残すは温泉のみ!賑わう合戦尾根をしりとりをしながら下り、有明荘で骨抜きになるまで湯に浸かって帰ってきました。
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cjt08 cjt09 OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑ライチョウ発見!うーん、ズーム使っても寄り切れません…これではどこに何羽いるのかよくわかりません。

 
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こんな感じです!

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 今回の天幕。EXPED / VENUS Ⅱ EXTREME / ¥64,500(税抜)
2人用で215cm×125cmというフロアサイズは海外ブランドのテントとしては大きい方ではないのですが、トンネル型のフレーム構造はサイドの壁が垂直になるので、圧迫感がなく、スペースも端まで有効に使えます。重量が2.95kg(Max)と2人用としてはやや重めですが、無駄を削ぎ落としてデザインされたアルパイン系ではなく、何泊にも亘る長旅でもストレスのない快適な使用感を意図したトレッキング~遠征向きのテントなのでポジティブに捉えたいところです。特に長辺側に設けられた大きな2つのドアと、フレームでヘッドクリアランスを確保した2つのポーチ(前室)はとても使い勝手がよく、両側を開いたときの解放感は格別です。2人で等分すれば1人あたりの負担は1.5kg弱になりますが、このテントはインナーテントとフライシートを(その気になればフットプリントも)一体化したまま設営、撤収、パッキングができるので、等分には拘らない方がよいかもしれません。

テントに関するお問い合わせ
キャンプ&クライミング館 / 03-3262-0617 (11:00~20:00)

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さかいやスポーツ

東京神田神保町に店を構えて60年。多くのアウトドア好きに愛される「登山・アウトドア用品の専門店」。登山・キャンプ・トレイルランニング・クライミング等、多くのアウトドア用品と専門知識を持つスタッフがお客様のご来店をお待ちしております。

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