難攻不落！OSJ奥久慈トレイル　レースレポート

ウェア館宮部です。またの名を｢第二関門の宮部｣です。先日開催されたOSJ奥久慈トレイル50k/30kに出店・出走して参りました！

多くの出走ランナーの方々・応援やボランティアスタッフの方々にさかいやブースをご利用いただきまして誠にありがとうございました。
今後もレースに役立つトレラングッズをご用意して現地から皆様を応援していきます！

総距離55K(累計標高4200ｍ)を制限時間14時間でトレイルを駆け巡るOSJ奥久慈トレイル50k。レース週初めは雨の予報でしたが、レース当日は五月晴れ！気持ちの良い爽快なコンディションの下で2015年度は開催。

茨城県を代表する観光地を舞台にしたコースは日本三名瀑｢袋田の滝｣をスタートし、紅葉スポット・バンジージャンプで有名な｢竜神大吊橋｣を経て、再び袋田温泉街を目指します。

奥久慈の荒々しいまでの大自然のトレイルコースの一部をレポートしたいと思います！

皆ストレッチして身体をほぐしたり、仲間同士で談笑したり写真を撮ったりとリラックスした状態で約600名のランナー達がスタートの合図を待ちます。袋田の滝を経てトレイルへ入ると登り下りが直ぐに始まります。登っては下り、登っては下り･･･全然距離が進みません。険しいトレイルが続きますが、顔を上げると朝陽が射しこむ美しい樹林帯(の登り)が！汗が止まない身体をすり抜けていく爽やかな風が気持ち良い！ 醍醐味であり多くのランナー達を悩ませる奥久慈トレイルらしい険しいコースを堪能しました。

スタートから約２時間、シュミレーション通りに第一関門へ到着。今年も30℃近い気温の中でのレースは水分消費も速い！スポーツドリンクや水の補充が可能でエイド食は｢塩｣！斬新です。私設エイドも併設されコーラなどの炭酸ジュースやお菓子が振る舞われていました。

エイドステーションのボランティアの方々に感謝してレース再開です。辛いばかりが奥久慈トレイルではありません！
爽やかな風、何処までも続く青空、緑豊かな山々･･･レース最高地点 男体山頂上からは奥久慈を見渡せるパノラマビューが眼下に広がります。風景を眺めると疲れや痛みを忘れさせてくれます。

一息ついたところでリスタート！登っては下って･･･、登っては下って･･･、登っては下って･･･また登り!?と悶々とした気持ちでひたすらに繰り返します。何度も走ったことのあるコースですが奥久慈はキツい･･･。とはいえ想定内！疲労はしていますがまだまだ脚は動きます。湯沢峡のエイドステーションへ到着。こちらでもスポーツドリンクと水の補充可能。エイド食に｢どら焼き｣と｢漬物｣が振る舞われていました。美味しかったです、ご馳走さまでした！

リスタート後、私の知る奥久慈トレイルのコースがイメージとずれ始めます。
｢あれ？ここのセクションこんなに長かった？｣
｢あれ？ここも登り？｣
｢ここの下りこんなに急だっけ？｣

焦りはペースを乱し、タイムロスをカバーしようと温存していた脚は倍速で消耗し、あっという間に腿がパンパンに･･･そして追い打ちをかける様に待ち構えている籠岩の登りトレイル(×2)やっと見えてきた第二関門のある「竜神大吊橋」！トレイルを出て橋へ続くロードセクション(約2ｋ)が全く走れない･･･極めつけは橋へ繋がる階段。｢ロードでなければ脚を動かせる｣と思いつつも身体が拒絶反応！ついに両足が攣りはじめ動くことすら困難になりました。
脚全体の負担を抑えた走り方・ステップの踏み方、フラットなロードやトレイルでの持久力など総合的なランニングスキルと繰り返すアップダウンに耐えうるフィジカル・メンタルの強さが求められるトレイルランニングレース。それが奥久慈トレイル50ｋ！

今回のレースに向けて調整は順調で、特に登りでのペースアップを意識して臨みましたが身も心もついていけず無念のリタイヤ･･･。まだまだ未熟だと痛感させられました。

通算4回出走、今回で3度目ののＤＮＦ･･･その内2回はここ竜神大吊橋でのＤＮＦ･･･ついた異名が｢第二関門の宮部｣です。

今回は残念な結果になってしまいましたがトレランシーズン真っただ中！今回の反省点を活かし今シーズンもトレイルランニングを楽しもうと思います。

次のレースに挑戦する方、これからトレイルランニングをはじめようと考えている方、ギアやウェアリングのお悩みなどどうぞお気軽にご相談ください。もちろんトレッキング・ハイキング・クライミングなどのご相談もお待ちしております。

六月のレース出店は6/6・7　モントレイル　戸隠マウンテントレイル、続いて6/27・28　ＳＰＡ ＴＲＡＩＬを予定しております。
大会ご参加の皆さま、応援・観戦の皆さま、ぜひ現地ブースにお立ち寄りください！

2015.6.3 現在

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